動物は「口」からしか栄養をとることができません
ライオンから「歯」をとれば即「死」を意味します
歯の状態によって、食べれる食材は限定されます
「入れ歯」では硬いせんべいや餅は無理でしょう
では、
栄養サプリとプロテインをとっていれば
OKでしょうか
「咬む」ことにはもっと深い意味があります
食材を咬めば幸福感が得られます
味の多様性は好奇心を生み、成功と失敗の
経験を自然に学び、脳は多様性を認知します
また、
他の器官にも多大な影響を及ぼします
咬むための筋肉群の血流が増え発達を促します
現代のように「やわらかい物」しか食べない
のでは咬む筋肉は発達せず歯列は乱れ
老年になれば「嚥下障害」をおこすかも
しれません

「食」は決して「カロリー」ではありません
充実感であり成長の起点であるばかりではなく
社会生活のリズムを刻み、命それ自体であり
免疫力を生み出しています

表情を生み出す「表情筋」は口の周りに集中
しています
「舌」と「歯」と「唇」と「息」を加減して
発音し、コミュニケーションしています
例えば口を大きく開けて小声でしゃべれません
人と人は「ことば」によってつながり
「ことば」によって思考します
人は、その「ことばのニュアンス」を表情によって
即座に感じ取り、それが共感の場となります
真偽も濃淡も錯誤も誤解も曲解も誘導も
すべて感じ取っています
役者が鏡の前で「せりふ」と「表情」を練習
するのは本当らしさの修練です
つまりことばと表情が「あなた」そのものです

あなたが表情を良くすれば
良いシグナルが返ってきます
良く見える表情を意図的に作り出すことも
処世術でしょう

「歯」ぐらいきれいにしましょう
黄ばんだ、ガタガタの歯並びでは
１００年の恋もさめてしまいます

特別な感情を表現する時、人はキスをします
金メダル、優勝トロフィーにキスするシーンは
お馴染みの光景です
自分が大事に飼っている犬や猫や鳥を
ハグしたり「キス」しない人は
まずいないでしょう
最近ではLGBTがうるさいですが
「キス」は、太古のもののけの時代から
愛情表現でした
好きな人に愛されたいと思うなら
嫌がれることはしないことが鉄則です
そのひとつに「口臭」があるのは
間違いないでしょう
しかも最も指摘しにくい悪弊です